戦術練習

研究員であるナショナルコーチ達が日本のトップ選手を強化する活動の中で発案したメニューを中心に紹介するコーナーです。

22:井本研究員の“中ロブを上手く返すコツ”

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相手が打った中ロブをベースライン後方に下がって深く返球する場合、大切になる事は3つあります。
1.バランス
写真1

相手の打ったボールのスピードが落ちると、得てしてそのスピードに合わせて自分のフットワークも遅くなりがちです。
相手からすると△の様に後傾すると、ハードヒットがない事を察知されてしまいます。理想なのは◯の様に身体の軸が地面に対して垂直であることです。ラケット面の問題もありますが、相手にとってハードヒットも出来て、中ロブも上げられて、ネットを取ろうとしたら足元にも沈められる、選択肢が沢山ある様に映ります。

2.長いスイングアーク
写真2
ベースラインから後方に下がるという事は、相手コートのターゲット(深いエリア)が遠くなります。普段立っている場所からよりも遠くにボールを飛ばす為に、スイングスピードを速くするのも一つの方法ですが、スイングスピードのない方には前方へのスイングを大きくする事をお勧めします。

3.コントロール
実際にコントロールする事を意識すれば、上記の事は自然と行えるのですが、あえて強調する為に項目に入れました。ベースライン後方からハードヒットしても、コーナーやサイドライン近くをねらっても、距離があるために相手には追いつく時間が十分にあります。そこで、あまり後方でリスクを抱えるのではなく、一度相手コートの深いエリアへ安全にコントロールし、自分のポジションをベースライン付近に戻す事を優先する方が戦術的に効果的です。

最初のラリー練習の中で、ベースライン付近からだけでなく、ベースライン後方、ベースライン内側でラリーする事で、飛距離やタイミングなどを変化させるコーディネーショントレーニングになります。

参考になれば幸いです。m(_ _)m



今よりもっと楽しく!みんラボ研究員井本善友の“中ロブを上手く返すコツ”でした。