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02:近藤大生

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1982年11月5日、愛知県知立市で産声をあげる。
両親と姉二人に愛され幼少期を過ごし、6歳の時、姉が通うテニスクラブとの出会いをきっかけにテニスを始める。

テニスに出会った幼少期。
実はサッカーがしたかったと聞きました。
何よりも格好いいと感じてたスポーツはサッカーで、テニスは女の子のスポーツだと認識してた。とのことでした。
『テニスなんて女の子がやるスポーツだよ。』

家の近くには、男の子はサッカーをしていて。女の子がテニスをしている大きな看板があったそうです。

『学校に行って、テニスをしてるなんて分かったら、格好悪いじゃないか。』

この時。
幼き彼は、自分が将来プロテニスプレイヤーになるなんて1パーセントも考えてなかったのかもしれませんね。

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学校が終われば向かうテニスコート。
日に日にのめり込む世界に、サッカー好きの少年はテニスで開花しました。
バランス感覚が良く、柔らかくしなる身体能力から、ラケットとボールが当たる衝撃は身体に広がった。
楽しいことに一生懸命になることは自然と身につき、最後まで1つのことに夢中になる心もあった。
それでも、ジュニアの頃はストロークを3球打ち返すことも苦手だったとか。
後ろでスピンボールを打ち続けるのも面白くなくてネットに出ることで遊んでいた。と教えてくれました。

そんな彼のプレーを後々、光刺して変えていく存在になったのはテニス界のレジェンド。
『ピート サンプラス』
サービスからの攻撃を軸にネットプレーで相手と観客を魅了する。

『ネットでポイントを取ることが最高に格好良くて強い!!』

あの時。そう感じ、彼の胸は高鳴った。
スーパーレジェンドから素直に受け取った大きなメッセージ。

それからです。
ネットプレイヤーとしての道が広がり、ネットプレイヤーとして選択し続ける時間が進み始めました。

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ジュニア時代から輝かしい実績を重ね、高校卒業後の2001年3月にプロ転向を発表。
プロ1年目からアイシン精機 株式会社に所属しプロ生活を歩んでこられました。

プロ転向後もサービスダッシュを武器にテニスゲームを戦い続け、今ではプロ15年目の32歳。
最近、世界中でもサービスダッシュのプレースタイルで戦いきるプレイヤーは少なく、世界的にも日本テニス界でもお宝プレイヤーであることは間違いないですね。

全日本や国際大会で数々のをタイトルを持つ彼の中でも
2011年でデ杯代表戦を経験し
2014年、プロ13年目で初のグランドスラム予選(全豪)に出場したことは、記憶に新しい輝きでしょう。

全豪予選を終えて、ホームコートに戻ってきた彼に『13年目での初のグランドスラム予選はどうでしたか?』と素直に聞いてみたことがありました。

ちょっぴり困ったような表情の彼に対して
『聞いちゃまずかったかな。』
と内心ドキドキしていたのを覚えています。

彼は、私の心配をよそにゆっくりベンチに座りました。
『なに話すんだろう。』

そう考えてた瞬間・・・

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『テニス…。辞めなくて良かったよ。』
一言。
優しく微笑んでくれていました。
ビックリしました。
こんなに正直に応えてくれるなんて。

少しだけ時間が過ぎてから、もう1度その姿を見たら、なんだか今まで知りもしない彼の過去に吸い込まれていく気分になっていました。

この人はどうやって生きてきてんだろう。
どんな気持ちで今に出会ってるんだろう。って。
こんなに輝いてるのに見えると同時に、私にはどうしてもボロボロに見えたんです。傷がいっぱい付いてて、治りきってもないまま、ずっと走ってる。
夢を追いかけスタートしてから動き続ける心と時間の中で、彼は何を感じコートに立ち続けるのか。

世界中をテニスバックと共に旅をしては毎日が勝ち負けの中で変わりゆく生活。
努力が報われ、心踊る瞬間も何回も迎えてきているでしょう。
しかし同時に、
その舞台に立つまでに、いつもどれほど苦しくて苦しくて諦めたくなった瞬間を越えてきたんだろう。

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何故こうなるんだ?
今までを支えた考え方では足りないのか?
自問自答と試行錯誤。自分らしくってなんだろう?
トレーニングの日々。身体が痛くて眠れない日も。
なんとか乗り越えてきた。
切り開いてきた。

目まぐるしいほどのスピードで時間は経過し夢を叶える為、ポイントが欲しくて試合を回り続けた。
どんなゲームでも勝てればいいじゃないか。
ポイントが取れてるからいいじゃないか。
指導者からの言葉も受け流してしまう時もあった。
走って走ったら怪我をした。
2年間も棒に振った。
その間に今まで勝ってた相手たちは、みるみるテニスとランキングを上げていった。

どうしたらいい?
俺は、これからどうしたい?
こんなことが毎日起きていてこの生活を続けることも簡単だ。とは言い難いはずです。

それでも。
それでも!彼は進んできたのだと思います。

いつの日かに
誰よりも努力して1番になると決めたテニス。
光も影もあるけど、テニスと共に生きてきた彼の人生。

プロになって立つ舞台には、同じような気持ちを持つ世界中のライバルたち。

その中で最高の自分を目指し悩んだ後も、いつだって立ち上がり自分とライバルたちと戦い続けてきた。

だからこそ『今』に辿り着き
戦って戦って、何度も何度も諦めなかった姿は彼を支えるすべての方々に勇気を与えてきたと感じています。

またそのすべての方々が彼を支えてきたんだと思うと、強さのバックステージが見えてしまいますね。

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バックステージの1つとして
女性ファンには少し残念ではありますが…

数年前に結婚され、愛しの奥様と息子ちゃんが今の心の支え。
結婚前とは状況も変わり、今では試合コートの観客席からの『パパ!パパ!』と元気な息子ちゃんの応援が力になるそうです。

歳下選手の面倒見も良く、今でも明るく前向きで元気な姿は後輩を引っ張り続けています。
日本テニス界でお兄ちゃん的存在な近藤さん。

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本当に人間的に魅力のある方で
テニスコート以外では…

お家でお料理もするとのこと!
お料理メンズなんですって(。-_-。)
Hiroki's kitchen 開店?!?!(笑)
なにが得意料理なんでしょうね?(笑)

イチゴ狩りだって、全力で楽しんじゃうお茶目な一面もあるしっ?!

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急にに雨が降ってきた時は、この対応に!この表情!
傘なかったんですね…ぷぷぷ。(笑)

テニスコートではサングラスしてて、この困り顔はなかなか見れないかも!

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そしてやっぱり努力のお方。

いつの日か1日練習が終わり、『お先に~。』と言いながら、車に向かって帰るのかと思えば、こっそりランニングをしてる近藤さんを見つけた時がありました。

『あ、コソ練だ。』と思い、見つけた時は少し笑ってしまったのですが…

その小さな積み重ねをテニスに人生を賭けたその日から…
自分との約束のように向き合ってこられたんだと感じると、なんだか私が勇気づけられました。

ありがとう。近藤さん。
今でも貴方の背中を追いかけられる私たち、後輩選手は心を動かされ続けてる。
スポーツ選手として、テニス選手として、1人の人間の生き様から学びを得てる。

本当に!ありがとう!!

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そんな情熱に満ちた彼の姿は、今すぐにでも追いかけて頂きたい。
願うは、何度も彼が舞うプレーを観れること!!
しかし、テニスコートで俊敏に動く彼を観れることもあと何年かも分からない。
それも選手をしてるからこそ分かるリアルなこと。

彼のように長年努力し、キャリアを上げ続けられる選手は尊い存在だと思います。
それは実力社会の結果だけでなく、人の心と生き抜く姿勢こそが美しく、スポーツを通じて表現されてることが魅力のひとつだと感じています。

人には色んな選択肢がある。
誰もが動き続ける人生の様々なタイミングで意思決定をする。
彼が選び続けてきたのはテニス。
沢山の方々の想いと力が埋め込まれた『近藤大生』にしか出来ない特別な道。
さぁ。
これからのプロ15年目の彼にご期待!!
彼の全てがコートで表現されますように。
誰かがメッセージを受け取れますように。
更に幸せなテニス人生になりますように。

大きく生きて幸せにあれっ!!!!!

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久見香奈恵