ストロークのコースを隠すフォームを身に付ける練習メニュー紹介
今回は、ストロークを打つ直前まで、ストレートかダウンザラインか分からないフォームを身に付ける練習メニューを紹介します。
みなさん、想像してみてください。
対戦相手の打ってくるボールのコースが、フォームから全く予測できなかったときのことを・・・
もし、本当にフォームでコースが予測ができなかったとしたら、打ったボールが数メートル飛んだ時にやっと右か左に気付くことになります。
この一歩の出遅れは、2〜3メートルしか動かないで多くのプレーをするテニス競技にとってどれだけ大きな武器であるかは容易に想像がつきます。
3メートル競争でフライングオッケーの相手と勝負するのと同じようなアドバンテージとなります。
是非身につけてください^_^
やり方
簡単な球出しを打つ直前に、コーチが1or2の数字を言います。
1だったら、ダウンザライン
2だったら、クロス
に打球するという簡単なルールです。
数字を言うタイミングが重要で、早すぎては簡単すぎて練習になりません。また、遅すぎては難しすぎてベストのインパクトの場所で打つことができなくなり、これも練習になりません。
映像のタイミングを参考にしてみてください。
左右に上手く打つコツは、テイクバックの時のラケットの位置にあります。
背中側に大きく入り過ぎてしまうと、クロスにボールが飛びにくく、逆に前を向いたような捻りの少ないテイクバックでは、ストレートにボールが飛びにくくなります。
そのため、どちらにも強いボールが打てるテイクバックの位置を工夫する必要があります。このテイクバックの位置については、次回詳しく映像でお伝えしたいと思います。
この練習をすることで、ボールの後ろに早く正確に動く癖もつくと思いますので、雑にラケットを振り回すような選手には非常に効果的だと思います。
今よりもっと楽しく、みんラボ研究員駒田政史の練習メニュー紹介でした^_^